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小規模保育園の給食って園内で調理するの?気になる仕組みについて

少人数保育を実践し、0~2歳の子どもを預かってくれる小規模保育園。保育園では給食の提供がありますが、小規模保育園でも同じように給食が用意されています。

0~2歳という低年齢の子どもに対する保育園の給食は、どのように調理されているのか気になりますよね。小規模な保育園とあって、「給食調理に不安が残る」という方もいるかもしれません。

今回は、今さら聞けない小規模保育園の給食について解説します。給食調理の流れや給食が持つ意味など、詳しくご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

この記事は以下の方におすすめです▼

  • 小規模保育園が気になっている方
  • 保育園の給食はどんな内容なのか知りたい方
  • 小規模保育園の給食調理方法が知りたい方

この記事では以下の情報が得られます▼

  • 小規模保育園とはどんな保育園か
  • 保育園の給食調理の流れ
  • 実際の小規模保育園給食の様子

小規模保育園とは

小規模保育園とは

小規模保育園とは、名前の通り「小規模な保育園」「従来の保育園の小さな形態」を指します。大きな特徴は、以下の2点です。

  • 原則0~2歳の子どもが対象
  • 6人以上20人未満の子どもを預かる

従来の保育園と異なり、小規模保育園は特に待機児童の多い0~2歳児向けに制定されました。一般的な認可保育園よりも必要な園の面積や設備の基準が緩やかに定められているため、これまでできなかったビジネス街の中や都市部、駅の近くといった利便性の高い土地でも運営されています。

小規模保育園はもともと認可外保育施設でしたが、2015年から認可事業となりました。少人数で乳幼児に特化した保育が受けられる保育園として、小さな子どもの保育施設を探す保護者にとって大切な選択肢のひとつとされています。

参考:厚生労働省 小規模保育事業について

小規模保育園の給食調理

小規模保育園の給食調理

小規模保育園は「規模の小さい保育園」とお伝えしました。従来の保育園では給食の提供がありますが、小規模保育園でも同じように給食があります。ただ、「規模が小さいのにどうやって調理するの?」と疑問に思う方も多いでしょう。

小規模保育園は、原則として自園調理が定められています。これは、「小規模保育園内に給食調理施設を持ち、調理する」という意味です。

ただし、園内での調理業務を外部の事業者に委託することもできます。園外で調理された給食を搬入することは原則認められていませんが、連携施設や同一・系列法人が運営する小規模保育事業、社会福祉施設や病院からは搬入可能です。また、こうした施設が存在しない離島やへき地においては、例外として学校の給食室や学校給食センターからの搬入も認められています。

小規模保育園の制度が始まった当初は、すぐに自園調理できない場合のみ、経過措置としてお弁当の持ち込みや外部搬入などが認められていました。2019年度末で経過措置は終了しているため、現在ではどの小規模保育園でも給食を以上の手段で提供しています。

参考:内閣府 保育事業者向けFAQ(よくある質問)【第6版】3

給食調理の流れ

給食はどのようにして作られているのか、保育園給食の調理の流れをご紹介します。

1.食材の準備や下処理

調理をするのは、調理師です。栄養士の指示や献立表に従い、その日の欠席数も踏まえて給食やおやつに使う食材の発注や納品確認を行います。低年齢の子が食べる給食だと、調理前に入念な下処理をします。

2.給食・おやつの調理、盛り付け

下処理済みの食材で、給食やおやつを調理します。園児の月齢に合わせた離乳食や、一人ひとりのアレルギーも考慮します。

盛り付けは特に子どもが喜ぶポイントなので、楽しく食べられるように彩りや見せ方も工夫します。

3.衛生管理

給食やおやつの時間が終わり次第、食器や調理器具を洗浄し、ごみなどを処理します。

細菌などの発生を防ぐために、調理後は調理室全体の清掃や水質検査なども行います。

4.食育

園によっては園児が収穫した野菜を使ったり、季節のイベントなどに合わせたおやつ作りも行ったりしています。

保育園で食事を提供する3つの意義

保育園で食事を提供する3つの意義

保育園で給食が提供されるのは、3つの意味が込められています。今一度「なぜ給食って必要なの?」という点を考え直してみましょう。

発育・発達のための役割

まずは、発育や発達を促すための役割です。もちろん1日に必要な栄養素を摂取する目的もありますが、乳幼児では特に1日の活動分だけでなく「発達」するための栄養も必要です。

月齢に応じた食事を摂ることで、嚥下機能や手指を動かす機能が発達します。また、小さな子は1度にたくさんの食事を摂れないために、3食に加えておやつも必要です。

食事を通じた教育的役割

「食」を通して、子どもの健全な成長・発達が促せるのも給食の持つ役割です。

給食は、「おなかがすいたら昼食の準備にとりかかる」という自立心を育みます。また、郷土料理や海外の食事を再現することで、多様な文化にも触れられるでしょう。旬の食材を給食に取り入れることでも、季節の移り変わりを感じられます。調理そのものは料理や素材に、子どもが関心を持つという役割も持っています。

保護者支援の役割

3つめの役割は保護者の支援です。子どもの偏食や少食、食べ過ぎなどで困る保護者は多くいますが、この偏りを給食はフォローしてくれます。

給食は栄養バランスを考え、月齢に合わせて適した調理をします。乳幼児の段階は食事の内容だけでなく、「ちゃんとしたものを用意しているのに、気がそれたり、泣いたりして食べてくれない」と悩むこともありますが、この食べ方に関しても保育士・調理師・栄養士がプロの目線からアドバイスしてくれます。

参考:厚生労働省 保育所における食事の提供ガイドライン

保育園の給食はありがたい!保護者の声

保育園の給食というと親の目が届かない場所での食事であるため、始まる前は不安に思うこともあるかもしれません。実際の保護者の声を見てみると、

  • 家では食べないけれど、給食なら食べてくれる
  • 丁寧に食べる介助をしてくれるため、完食できる
  • 気になった給食レシピは教えてくれるし、メニューが凝っている
  • 栄養バランスがよくて助かる

などが上がっています。

小規模保育園の給食に関しては、特に0~2歳という食育が重要な時期だからこそ、親にとっても安心できる給食を選びたいですよね。給食の内容は各園によってさまざまなので、通う前に事前にチェックしておくと安心です。

ぽとふ保育園の給食調理

ここからは、実際の小規模保育園「ぽとふ保育園」の給食調理をご紹介します。ぽとふ保育園では0~2歳が在園するため、乳幼児向けの給食を提供しています。

特徴としては、

  • 管理栄養士指導のもと全13園(2023年時点)で統一の献立を作成
  • 朝のおやつ・昼食・午後のおやつで1日に必要な栄養素の1/2が摂取できる献立
  • 食材はなるべく国産・地元のものを使用
  • 手作りならではの薄味調理
  • 徹底した衛生管理

などが挙げられます。

これは小規模保育園の少人数保育ならではの給食です。ぽとふ保育園では、他の保育園勤務を経験した先生も絶賛するほど、自慢の給食を提供しています。

実際の給食風景では、季節感のあるメニューも確認できます。

四季に合わせた献立もあるため、季節を遊びと食事両方で楽しめるのもぽとふ保育園の給食の特徴です。自宅ではなかなか難しいメニューも出てくるため、子どもに「食べる喜びを体験させたい」という保護者にはおすすめです。

小規模保育園ならぽとふ保育園

小規模保育園の給食は、現在では全園で原則自園調理です。小規模ならではの給食へのこだわりも見られるため、安心して通わせられます。

小規模保育園が気になる方は、給食にも徹底して配慮しているぽとふ保育園がおすすめです。ぽとふ保育園は神奈川県伊勢原・海老名・本厚木・愛甲石田・大和・茅ヶ崎・辻堂・平塚・綾瀬・さがみ野・かしわ台で運営しているため、お近くにお住まいの方はぜひチェックしてみてください。

ぽとふ保育園 公式サイト

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