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小規模保育園の保育料はいくら?幼保無償化との関係も徹底解説

待機児童問題解消のために設立された「小規模保育園」。小規模保育園の定員は19人以下、0~2歳児を対象にしています。このような少人数保育、乳児保育に特化した小規模保育園ですが、「認可保育園とどう違うの?」「保育料の計算の仕方がわからない」と悩むこともありますよね。

特に利用するにあたって気になる小規模保育園の保育料について、この記事では詳しく解説します。小規模保育園とは何か、小規模保育園の保育料についてをチェックしていきましょう。

この記事は以下の方におすすめです▼

  • 小規模保育園の利用を検討している方
  • 小規模保育園の保育料について知りたい方
  • 幼保無償化と小規模保育園の関係について知りたい方

この記事ではこんな情報が得られます▼

  • 小規模保育園の運営形態
  • 小規模保育園の保育料
  • 幼保無償化によって小規模保育園の保育料はどう変わるのか

小規模保育園とは

小規模保育園とは

子どもを保育園に預けようとしたとき、「認可保育園」「認証保育園」などさまざまな名称の施設が見つかりますよね。大きく認可保育園と認可外保育園の2つに分けられることが多いのですが、実は保育園は10以上の種類に分けられます。

大分類

中分類

施設種別

認可施設

認可保育所

地域型保育事業

小規模保育事業

家庭的保育事業

事業所内保育事業

居宅訪問型保育事業

認定こども園

認可外施設

自治体固有施設

認証保育所

保育室

その他

企業主導型保育事業

その他(ベビーホテルなど)

小規模保育園には3種類ある

小規模保育園は上記の表より「小規模保育事業」となります。これまでは認可外施設として設立されていましたが、2015年より認可事業になりました。さらに小規模保育園は「A型・B型・C型」の3つの種類に分けられます。

  A型 B型 C型
対象年齢 0~2歳児
定員 6~19名 6~10名
職員の配置 ・0歳児:3人につき1人
・1~2歳児:6人につき1人
・上記それぞれに1人加えた数の保育従事者
・0~2歳児:3人につき1人の保育従事者
・補助者を置く場合は0~2歳児5人につき保育従事者1人と補助者1人
職員の資格 全員保育士 ・2分の1以上が保育士
・保育士以外で必要な研修を修了した者
家庭的保育者及び補助者(一定の研修受講が必要)
面積 ・0~1歳児:3.30㎡/人
・2歳児:1.98㎡/人
0~2歳児:3.30㎡/人

参考:厚生労働省 関係事業等の概要について「地域型保育事業の認可基準について

A型、B型、C型の主な違いは定員や保育士資格の有無です。

小規模な保育園という特徴は変わりません。園児は0~2歳児となっており、特に待機児童の多い年齢を受け持つために、待機児童問題の解消に役立つ保育施設です。

小規模保育園の利用条件

小規模保育園を利用するには、まず居住する市町村で保育認定を受ける必要があります。保育認定は1号、2号、3号の3種類に分かれており、保育園を利用する園児はこのうち「保育の必要な事由」に該当する2号と3号です。小規模保育園の場合は0~2歳児が利用するため、3号認定が必要になるでしょう。

認定区分条件
1号認定子どもの年齢が満3歳以上保育に必要な事由(保護者の就労、妊娠や出産、疾病や障害)などに該当しない教育標準時間4時間程度で通園する
2号認定子どもの年齢が満3歳児以上保育に必要な事由に該当する保育標準時間(原則11時間以内)や保育短時間(原則8時間以内)で通園する
3号認定子どもの年齢が0~満3歳児未満保育に必要な事由に該当する保育標準時間(原則11時間以内)や保育短時間(原則8時間以内)で通園する

参考:内閣府:よくわかる「子ども・子育て支援新制度」

条件を見るとわかるように、保育園を利用するためには「仕事などが理由で家庭で十分な保育ができない」と証明しなくてはなりません。この保育認定を役所で受け、認定が下りたら希望する施設を決めて市町村に申し込みます。

園側が入園許可を出すのではなく、この場合は市町村が利用調節をして入園が決定されます。

小規模保育園の保育料

小規模保育園の保育料

小規模保育園の保育料は、認可保育園と同じ基準で決定されます。この認可というのは「児童福祉法で定められた基準すべてを満たす保育施設」であり、国や自治体から補助金を支給されて運営されています。

補助が受けられる分、認可外保育施設と比べると保育料の負担が低く、運営も安定しているのが特徴です。

また、

  • 住んでいる市町村
  • 世帯所得
  • 子どもの年齢、人数
  • 保育時間

この4点が考慮され、保育料が決まります。

この項目でご紹介するのは保育料です。このほか給食費や行事の費用、延長保育料などが別途かかることもあるため注意しておきましょう。

居住する市町村

保育料には「国の定める利用者負担の上限基準」というものがありますが、この基準から各市区町村が階層を細かく分けたり、補助金などを加えたりして決定されます。

そのため、住んでいる自治体によって保育料は変更されると考えておきましょう。

世帯の所得

「国の定める利用者負担の上限基準」には、世帯の所得(市町村税の所得割課税額)により階層が設定されており、世帯所得によって保育料は変わります。

この基準は国が定めたものであるため、市区町村によっては国の基準よりも細かく分けて設定されることもあります。

子どもの年齢や人数

保育料は子ども一人あたりで決定されるため、保育園に通う子どもの人数が増えるほど世帯ごとの保育料は高くなります。

ただし、保育園を利用する子どもが2人以上いる場合は、第2子は半額、第3子は無償となる「負担軽減措置」があります。また、市区町村によってはこの負担軽減措置以上の補助を行うこともあるでしょう。この場合は保育園に通う1人目の子どもが第1子としてカウントされます。

例えば子どもが3人いる世帯の場合、一番上の子が小学校に通っており、2番目と3番目は保育園を利用しているときは「子ども2人」とカウントされます。ただし、年収によって第1子の年齢制限は異なり、年収360万円未満の世帯だと世帯最年長の子どもである一番上の子は第1子としてカウントできます。

保育時間

認可保育園を利用するには市町村から「保育の必要性の認定」を受ける必要があると説明しました。保育園に通う場合だと2号、3号認定が必須ですが、その中でも

  • 両親ともフルタイムで就労している場合…保育標準時間
  • 両親のいずれかがパートタイムで就労している場合…保育短時間

と利用できる区分が分かれています。

保育標準時間と保育短時間の違いとは、以下の通りです。

 保育標準時間保育短時間
就労形態両親ともにフルタイム就労両親のいずれかがパートタイム就労
保育の必要性120時間以上/月48時間以上120時間未満/月
保育施設の最長利用可能時間11時間/日8時間/日

この基準を超えて子どもを預ける場合、延長保育料がかかります。

幼保無償化は小規模保育園も対象?

幼保無償化は小規模保育園も対象?

幼保無償化とは、2019年10月から始まった幼稚園や保育園の費用を無料にしたり、軽減したりする制度です。子育てのしやすさを改善するために作られた制度ですが、この幼保無償化とは小規模保育園も対象となるのでしょうか。

まずは幼保無償化の内容を見ていきましょう。

子どもの年齢、両親の状況

施設・サービス

無償化の金額など

子ども:3~5歳

共働き家庭、シングルで働いている家庭など

幼稚園、保育所、認定

こども園、就学前障がい児の発達支援など

無償

(幼稚園は月額2.57万円まで)

幼稚園の預かり保育

幼稚園の利用+月額1.13万円まで無償

認可外保育施設、一時預かりなど

月額3.7万円まで無償

複数利用するケース

ともに無償

(幼稚園は月額2.57万円まで)

子ども:3~5歳

専業主婦(夫)家庭など

幼稚園、認定こども園、就学前障がい児の発達支援など

無償

(幼稚園は月額2.57万円まで)

複数利用するケース

ともに無償

(幼稚園は月額2.57万円まで)

子ども:0~2歳

住民税非課税世帯については0~2歳まで無償化の対象

(ただし認可外保育施設の場合は月額4.2万円まで無償)

無償といっても幼稚園では上限が決まっており、また共働き世帯とそうではない世帯とではサービス内容は異なります。

このうち小規模保育園が該当するのは「子どもが0~2歳」であるため、保育料は発生します。ただし、認可事業であるため自治体の補助を受け運営する施設であり、認可外保育園などと比較すると負担は少なめと考えられます。

また、住民税非課税世帯では無償化の対象になり、さらに一部の自治体では独自財源により無償化の範囲を広げています。例えば東京都では2023年10月より「新年度から0~2歳の第2子の保育料を独自に無償化する」という方針です。

参考:朝日新聞デジタル:0~2歳の第2子保育料、一律無償化へ 東京都、10月から

神奈川県の保育料

神奈川県の保育料

神奈川県の保育料について見ていきましょう。県内の主な自治体の保育料をご紹介します。

情報はすべて2023年7月時点のものです。利用を検討する場合は、最新情報をご確認ください。

小規模保育園ならぽとふ保育園

小規模保育園の保育料算出方法は、各自治体によって異なります。また、認可保育園と同じ保育料だと覚えておきましょう。幼保無償化が進みつつありますが、0~2歳の保育料は無償化の対象にはならないことも。各自治体の最新の保育料を参考にしてくださいね。

小規模保育園は認可事業として、今広まりつつあります。神奈川県の小規模保育園であるぽとふ保育園は、少人数保育ならではのカリキュラムを充実させています。気になる方は、ぜひ見学から始めてみてください。

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