子どもたちの成長をお祝い!端午の節句・子どもの日のメニュー【今週のぽとふ・調理室】
こんにちは。ぽとふ保育園管理栄養士の青木です。
日差しがあたたかくなり、さわやかな風が吹き抜け、もうすっかり春ですね。
ぽとふ保育園では、季節の行事を大切にしています。
行事の日の調理室からは、季節にちなんだ行事食を提供し、見て楽しい、食べておいしい給食を子どもたちにお届け。
今月はぽとふ保育園の献立から、「子どもの日のお祝いメニュー」をご紹介します。
子どもの日(端午の節句)とは?
端午の節句は、昔からおこなわれている日本の行事で、もともとは病気や災いといった悪いものを避けるための行事だったそうです。
現在は、「子どもたちみんなが元気に育ち、大きくなったことをお祝いする日」となっています。
ひな祭りは祝日ではないのに、どうして子どもの日は祝日なの?
1948年に5月5日を「子どもの人格を重んじ、子どもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」お休みの日と決められてから、端午の節句の日が「子どもの日」となり、祝日になりました。
子どものお祝いだけではなく、「お母さんに感謝する」という意味もあったのですね。
調理室からは子どもたちの成長を願い、こどもの日ごはん、鯉のぼりマッシュポテト、柏餅風のメニュー他を提供します。
子どもの日ごはんのレシピ
兜をかぶって強くたくましくという想いをこめた、子どもの日ごはんの作り方を紹介します。
ぽとふ保育園では、卵不使用の給食を提供しているので、ロースハムも卵不使用のものを用意しますよ。
材料(1〜2歳児目安)
- ごはん:80g
- ロースハム(みんなの食卓):5g
- 黒いりごま:2粒
- ケチャップ:3g
作り方
01. ご飯は通常通りのかたさで炊きます。
02. ハムは茹で冷まし、四角くなるように周りをカットしてください。さらに十字に切って三角形を4つ作ります。カットした周りのハムは、それぞれ半分に切って、兜の角に見立てます。
03. ご飯を丸く平らにならして、②のハムを兜の形になるように飾りましょう。
04. ③のご飯に黒いりごまで目をつけて、ケチャップで口を描いて出来上がりです。
※加熱調理する際は中心部85℃で、90秒以上加熱したことを確認してください。
鯉のぼりマッシュポテトのレシピ
鯉のぼりマッシュポテトには、強くて流れが速い川でも元気に泳ぐ、滝をのぼる鯉のように元気に大きく育つようにという思いをこめています。
豆乳でかたさを調節して成形しやすくするとともに、お子さんが喉につまらせてしまうことを防ぐことができますよ。
材料名
- じゃがいも
- 食塩
- 豆乳
- きゅうり
- のり
- ホールコーン缶
作り方
01. じゃがいもは適当な大きさに切り、水にさらして、茹でます。
02. ①のじゃがいもを熱いうちに潰し、食塩を加え、豆乳でかたさを調節してください。
03. きゅうりは薄くスライスし、茹で冷まします。
04. のりを③のきゅうりより、やや小さいサイズで丸く切り抜いてください。
05. ②のじゃがいもを鯉のぼりの形に成型し、③のきゅうりと④ののりで目を作ります。
06. コーンをウロコに見立てて飾ったら出来上がりです。
※加熱調理する際は中心部85℃で、90秒以上加熱したことを確認してください。
柏餅風(おやつ)のレシピ
柏の葉は新しい芽が出るまで落ちないというところから、「子孫繁栄」の縁起を担ぐといわれています。
0歳から2歳の小さなお子さんが、お餅を喉につまらせてしまう危険性があるため、ぽとふ保育園ではお餅は提供していません。
だんご粉をクレープ生地のように焼いて、あんこを包んだ柏餅風をおやつとして提供します。
午後の3時のおやつの柏餅風の作り方を紹介します。
材料名
- だんご粉
- 砂糖
- 水
- 油
- こしあん
作り方
01. だんご粉、砂糖を水で溶きます。(クレープ生地くらいのかたさです。水の量は調節してください。)
02. 油を引いたフライパンに、1人分の①の生地を楕円形に流し、両面を焼きましょう。
03. ②で焼いた生地を冷まし、こしあんを挟んで半分に折って出来上がりです。
※加熱調理する際は中心部85℃で、90秒以上加熱したことを確認してください。
まとめ
子どもたちは、見た目も華やかな行事食が大好き。
調理の先生が愛情たっぷりに作ってくださった料理を前に、目がキラキラ笑顔いっぱいです。
楽しくおいしく食べてくれる子どもたちに、調理の先生たちも元気をもらっています。
行事食を通して、子どもたちに日本の伝統文化や、季節の移り変わりを感じてほしい・・・
そういった願いをこめながら、子どもたちが喜んでくれるメニュー作りに、これからも取り組んでまいります。
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