日々の活動から生まれる繋がりを大切にする「繋がり保育」【今週のぽとふ・柏ケ谷】
こんにちは、ぽとふ柏ケ谷園長の田代です。
北風が吹き、冬が駆け足でやってきました。今年も残すところ一ヶ月となりましたね。
寒さに負けず子どもたちの元気な声が、今日もぽとふ柏ケ谷には響き渡っています。
ぽとふ保育園は人との繋がりをとても大切にしています。
どうしたら、より強い繋がりが作れるか。より心地よい繋がりを作れるかを日々考えています。
今日は繋がり保育について紹介をいたします。
繋がり保育について
繋がり保育とは、子どもたちの成長や発達、発見、感動を得るために、関連性をもった活動のこと。
活動の中でで学んだことや経験したことを通じて、子どもたちには発見や感動を楽しんでほしいと考えています。
なんとなくや単なる思いつきから生まれた偶然ではなく、しっかりとした目的や狙いを持って繋がり保育を実施しています。
子どもたちの少し先の成長や、経験してほしいと願うことを目的に、繋がり保育や日々の保育計画を立てながら主活動を行っています。
どんぐりで手作り楽器ができるまで
今回は、子どもたちの大好きなどんぐりを使った、繋がり保育をご紹介いたします。
どんぐりを拾って楽しむだけでなく、どんぐりを使って楽器を作ってみました。
どんぐりでの制作や遊びを通して、「集めてたのしい」「落として楽しい」「音が鳴って楽しい」などといった感情が生まれます。
繋がり保育では、活動の中で生まれるたくさんの出来事に対して、気付きを得てもらうことを目的としています。
普段子どもたちの保育を担当している、兵藤先生にもお手伝いしていただき、繋がり保育の様子を紹介していきますね。
11月某日「どんぐり見ーつけた！」
秋の涼しい風を感じるようになってきた頃、散歩先でどんぐりを見つけました。
子どもたちは、「どんぐり」、「あった」と、どんぐり拾いに夢中。両手いっぱいに拾ったどんぐりを、大切に園へ持ち帰りました。
後日、別の公園に行くと、またどんぐりが落ちていました。
その公園でも「あった！」と見つけては保育士に見せてくれました。どんぐりを発見した時の子どもたちの、嬉しくてたまらない笑顔とキラキラした瞳がとても印象的でした。
11月某日「探索バックを持ってどんぐり拾い」
公園でどんぐりを見つけた日から、柏ヶ谷園の子ども達はどんぐり拾いがブームに！
お散歩へ行く先々でどんぐり拾いをしていました。
そこで牛乳パックで作った探索バックをプレゼントすると、みんな嬉しそうに首から掛けてお出かけしてくれました。
公園に着くと、どんぐりの木に一直線！
どんぐりでパンパンにしたバッグを、保育士が「すごい！たくさん拾ったね」と褒めると、子どもたちは誇らしげな表情をしていましたよ。
11月某日「どんぐりであそぼう」
子どもたちが一生懸命拾ってきたどんぐり。
ペットボトルにどんぐりを入れながら、形、感触、音などを楽しみました。どんぐりってどんな形かな？どんな色かな？と、じっくり観察。
表面がツルツルしてたり、割れていたり、濃い色、薄い色・・・
どんぐりによって違いがあることが、子どもたちも気がついたようで、一生懸命どんぐりを観察していました。
どんぐりをペットボトルに落とすと、ポトッポトッと音がします。
子どもたちは、その音にも夢中に。どんぐりが落ちる音に合わせて、「ポトッ」と声を出しながら、楽しそうに入れていました。
すべて入れたら、ペットボトルを逆さにしてシャカシャカ振りながらどんぐりを出します。全部出したら、また入れる。入れては出して、また入れて、という動作を何度も繰り返し、楽しんでいました。
11月某日「マラカスを作ろう」、「ピアノに合わせてマラカスを振ってみよう」
小ぶりなペットボトルにどんぐりを入れ、キラキラの星のビーズや、カラービニールテープで飾り付けました。
自分だけのオリジナルのマラカスが完成。子どもたちは、シャカシャカとペットボトルを振って、音を楽しんでいました。
一生懸命に作ったマラカスで、「おもちゃのチャチャチャ」と「どんぐりころころ」の曲に合わせながら音を鳴らしました。
歌を歌うことが大好きな子どもは、歌いながらシャカシャカ♪
みんなが作ったマラカスの音が保育室に響きわたり、素敵な演奏になりました。
まとめ
手作り楽器ができるまでには、いくつもの工程がありました。
切り身の魚を繋げたら1匹の大きな魚ができるように、バラバラに見えることでも実は繋がっていて、遊びを盛り上げたり、変化や展開させています。
これからも職員みんなでいろんな繋がりを大切にしながら、子どもたちの成長を助け、笑顔を増やしていきたいと思います。
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